輪状甲状間膜切開と気管切開の違い [呼吸管理]
今更聞けない
輪状甲状間膜切開と気管切開の違いは?
救急の現場などで、
気道確保が用手でも挿管でも困難な場合に
用いれらる手法で推奨されているのが
輪状甲状間膜切開。
では気管切開とは・・?
違うの?
違います。
ではそれぞれの特徴・特性をあげると・・・
図cを見てもらえば一目瞭然ですが、
切る部分が明らかに違いますね。
<輪状甲状間膜切開>
・救急の現場で声門浮腫などによる気道狭窄や、下顎骨折などによって
気道確保デバイス(気管挿管やLM、LT、エアウェイなど)でも気道確保
が困難な場合に、用いられる。
・甲状軟骨と輪状軟骨の間にある輪状甲状間膜(靭帯)を2、3㎝だけ切開する
ため、侵襲度は低い
・デメリットとして、切開部が小さいために気道狭窄を起こしやすい。
また気管挿管においても長期間行うと潰瘍が狭窄の原因となったりする。
そのため長期に気道確保が必要な場合は、気管切開に移行するのが一般的。
<気管切開>
・輪状甲状間膜切開で記述したとおり、長期間気道管理が必要な場合用いられる手技。
・輪状甲状間膜と違って、気管切開は、より声門より遠位にある気管部位を
逆U字型に切開し、その部分からカニューレを挿入してカフで固定、その後
カニューレと皮膚を縫合し、開口部をガーゼで覆うのが一般的。
・合併症として、気管が露出しているため、感染のリスクが高まる。
感染症予防にためにガーゼ交換は清潔に実施しなければならない。
・また気管を刺激するため、分泌液が多くなる。そのため定期的に
吸引をして気道閉塞が起きないように管理する
輪状甲状間膜切開の手順については
下の動画が確認しやすいです。
以上、
簡単に輪状甲状間膜切開と気管切開の違いを
まとめておきました。
救急の現場などで、
気道確保が用手でも挿管でも困難な場合に
用いれらる手法で推奨されているのが
輪状甲状間膜切開。
では気管切開とは・・?
違うの?
違います。
ではそれぞれの特徴・特性をあげると・・・
図cを見てもらえば一目瞭然ですが、
切る部分が明らかに違いますね。
<輪状甲状間膜切開>
・救急の現場で声門浮腫などによる気道狭窄や、下顎骨折などによって
気道確保デバイス(気管挿管やLM、LT、エアウェイなど)でも気道確保
が困難な場合に、用いられる。
・甲状軟骨と輪状軟骨の間にある輪状甲状間膜(靭帯)を2、3㎝だけ切開する
ため、侵襲度は低い
・デメリットとして、切開部が小さいために気道狭窄を起こしやすい。
また気管挿管においても長期間行うと潰瘍が狭窄の原因となったりする。
そのため長期に気道確保が必要な場合は、気管切開に移行するのが一般的。
<気管切開>
・輪状甲状間膜切開で記述したとおり、長期間気道管理が必要な場合用いられる手技。
・輪状甲状間膜と違って、気管切開は、より声門より遠位にある気管部位を
逆U字型に切開し、その部分からカニューレを挿入してカフで固定、その後
カニューレと皮膚を縫合し、開口部をガーゼで覆うのが一般的。
・合併症として、気管が露出しているため、感染のリスクが高まる。
感染症予防にためにガーゼ交換は清潔に実施しなければならない。
・また気管を刺激するため、分泌液が多くなる。そのため定期的に
吸引をして気道閉塞が起きないように管理する
輪状甲状間膜切開の手順については
下の動画が確認しやすいです。
以上、
簡単に輪状甲状間膜切開と気管切開の違いを
まとめておきました。
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